【脳梗塞後遺症の治療】リハビリと併用して鍼治療に取り組んでください。脳卒中専門の鍼治療。

現在は令和4年度ですが、過去の厚労省のデータをまず見てください。

2017年度の脳血管疾患の総患者数は111万5,000人

男女別に見ると、男性55万6,000人女性55万8,000人という結果となっています。

また、推計患者数(この調査を行った日に全国の医療機関で治療を受けたと推測される患者数)によると、脳血管疾患の入院患者数は14万6,000人、外来が8万5,900人でした。

厚生労働省公式サイトより引用

脳梗塞による死亡数は年間6万2,122人

厚生労働省発表の「人口動態統計の概況」によると、平成29年(2017)1年間の死因別死亡総数のうち、脳血管疾患は10万9,880人で全体の8.2%を占め、全死因の上位から3番目という結果になっています。

 内訳をみると、「脳梗塞」が最も多く6万2,122人(男性2万9,494人、女性3万2,628人)です。脳梗塞以外では、「脳内出血」3万2,654人「くも膜下出血」1万2,307人、「その他の脳血管疾患」が2,797人となっています。

 脳血管疾患で亡くなった方の数を性別で比較すると男性は5万3,188人で男性死因の第3位に、また女性は5万6,692人で同女性の死因の第4位という結果でした。

かん
かん

こんにちは。脳梗塞専門鍼灸師として、15年以上脳卒中の患者さんと向き合っているかんです。

たえさん
たえさん

脳梗塞って最近良く耳にするけど、もしなってしまったらどうすればいいのかしら?

かん
かん

まず一番大切なのは、すぐに病院で処置してしてもらうことがまずは第一!

脳梗塞で倒れてしまっても、処置までの時間が早ければ早いほど、後遺症のリスクが極力抑えられるんです。

たえさん
たえさん

もし後遺症が残ってしまったら、どうやって改善していったらいいのかしら?

かん
かん

後遺症の治療も、とにかくすぐに始めていかないと、だんだん回復のスピードが遅くなってしまうので、まずはリハビリ!そして鍼治療も並行して始めてください。

急性期~回復期で、ある程度の回復の見込みを期待できる

脳梗塞後、後遺症としてさまざまな症状が出現します。

梗塞を起こした部位、処置までの時間によって、後遺症の症状はかなりの違いが出てくるものの、ある程度想定した後遺症が出てきます。

  • 運動機能障害(片麻痺、筋力低下、失調症)
  • 平衡機能障害
  • 感覚障害
  • 言語障害(構音障害、失語症)、記憶障害、視空間認知障害
  • 読み書きの障害
  • 摂食、嚥下障害、味覚障害
  • 排尿、排便障害

といったように、さまざまな後遺症が想定されます。

これは脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)全般的に起こりうる後遺症であり、特段脳梗塞に関しては、運動機能障害が顕著に表れてくる特徴があります。

発生後は、即座に専門病院にて処置、入院といったような流れになり、どんな後遺症が出ているのかもまだ完全に把握できない状態だと思います。

急性期からすぐにリハビリを開始することが重要になってくる

これまでの脳卒中を起こした方への病院の方針は、発症から1ヶ月~2ヶ月くらいの間は、安静に入院させるといった方針が一般的でした。

しかし、

1~2ヶ月ほぼ寝たきりで、安静に過ごすことがいかに時間を無意味に使っていること、急性期の回復こそが一番大きく回復する時期であること、が理解され始め、今では発症後、翌日からすぐにリハビリを開始するといった方針に変わってきました。

このことは僕が以前からずっと言い続けていたことでした。

急性期~回復期(発症から3ヶ月~6ヶ月の期間)が最も回復が期待できる大切な時期である。

なのでこの最も早期の時期に、リハビリを中心にさまざまな後遺症を改善させていく、最重要な時期になるのです。

今では、入院医療機関でも、即座のリハビリの開始を始める専門病院が通例になってきました。

とても良い変化だと感じています。

急性期の時期にいかにリハビリに集中して、回復を求めていくかで、その後の改善へのスピードも大きく変わっていくと感じております。

脳卒中専門での鍼灸治療のアプローチも、同時にこの時期から行っていくのが、リハビリとの相乗効果を生む最大のメリットになります。

脳卒中でのリハビリの目的

脳卒中のリハビリの目的を整理します。

  • 損傷された脳組織の機能回復を引き出す(脳組織の再組織化を促進)
  • 運動機能(片麻痺、失調症)を改善させること、パフォーマンスの最適化
  • 言語を含めた認知機能の改善
  • 歩行の獲得、日常生活動作(ADL)の改善
  • 自宅復帰、復職などの社会的再統合の促進援助

主にこの5つの目的のため、リハビリをモチベーション高く行っていく事が求められます。

特に日常生活動作(ADL)の改善、これが周りの家族にとっても、いち早い回復を望むポイントだと思っています。

医療機関、治療院等への送迎や、自宅での日々の日常動作への協力は、家族にとってもやはり負担になっていくものです。

まずは本人自身が一人で行えることを、少しずつ増やしていけるような目標設定が、大切になってきます。

効果的なリハビリが行えなかった場合に生じるマイナスな側面

脳卒中では、その後の効果的なリハビリが必須となってきますが、それが思うようにできなかった場合に生じるマイナスな側面を見ていきます。

廃用性症候群

これがもっとも起こりうるマイナスな部分になります。

主に3つの領域において生じることが知られています。

  • 末梢の骨格筋、関節レベルで生じる廃用
  • 循環器系における廃用
  • 中枢神経レベルで生じる廃用

末梢の骨格筋、関節レベルで生じる廃用

これは身体の末端や関節等に起きうる廃用で、

廃用性筋委縮

筋活動低下、筋力低下

関節拘縮

数時間の不動化にて始まる筋組織の変性(筋繊維短縮、弾性低下、筋紡錘の過伸張、痙縮)

が起こりうる症状になります。

循環器系における廃用

循環器系では

静脈環流量低下

心肺機能低下

起立性低血圧

末梢循環不全

下肢深部静脈血栓症

などの廃用が起こってくる可能性が出てきます。

中枢神経レベルで生じる廃用

中枢レベルとは、簡単に言うと脳内での変化をいいます。

運動野の萎縮

痙縮

認知機能(記憶、言語、注意、遂行機能、構成能力など)の低下

などが起こってくる可能性があります。

この3つの廃用をいかに防いでいくかが、発症後のリハビリに求められる最大の目的になります。

早期にリハビリが必要な意味が上記の理由でもある

発症直後から本人自身の体調等が十分であれば、早期に改善に向けたリハビリを行うことが望ましいことは明らかですが、上記の廃用性症候群を防ぐための早期のリハビリが求められる、といった側面も持ち合わせているのです。

各身体での廃用が進んでしまうと、リハビリの効果が思うように期待できなくなってしまうリスクが出てくるため、早い段階からのリハビリが、重要な意味合いを持つ大きな理由でもあるのです。

  • 早期で後遺症の回復を狙う(回復が最も期待できる時期であるため)
  • 早期からリハビリを行っていく事で、各分野での廃用性症候群を防ぐ

この2つの側面をしっかり捉えていく事が、直後のリハビリ開始に求める需要な要素と言えるということになります。

医療機関のリハビリは180日以内と決められている

発症直後のリハビリについては、入院先のリハビリテーション科にて、回復に向けたプログラムを進めていくのが一般的です。

過去に僕は、医療機関に夜な夜なお邪魔し、入院中の病院内で脳卒中の専門鍼治療を開始し、すぐに医療機関のリハビリと併用しながら、鍼による神経刺激、廃用予防の治療を行っていた経歴もあります。

その際はご家族の意思の元、医療機関の協力への理解が求められるので、実際はなかなかすぐの鍼治療はできにくい現状もあるのが実際のところです。

断られる医療機関も当然ありました。

なので、基本的には退院、もしくは入院中からの外出許可をとり、鍼治療を併用させていくのが、一番最短で鍼治療を行う手段となるでしょう。

そして、医療機関でのリハビリは、最大180日までという取り決めがありますので、その後のリハビリに迷走してしまう方も多くいらっしゃるのが現状でもあります。

実際にもっと専門的なリハビリを必要とする方に対しても、このルールのおかげで、180日後のリハビリが思うようにできなくなっている方も多くいます。

病院を転々し、日数的に満期を迎えて、次なるリハビリ施設を探さなくてはいけないといった、弊害も出てくるのが現状で、最終的には自身でリハビリを行わなくてはならなくなってきます。

退院後すぐに脳卒中に特化した鍼治療を開始してほしい

現実的には、症状の程度にもよりますが、2~3ヶ月ほどで退院の予定が立つ場合、その先すぐの専門鍼治療を開始して、リハビリとの相乗効果を狙っていきたい。

こんな思いを僕自身は強く持っています。

急性期は医療機関のリハビリでしっかり改善プログラムをこなす。

その後の回復期~慢性期にかけ、リハビリと併用しながら鍼での改善プログラムを実施していく。

慢性期に入るまでに、できる限りの早い改善を狙っていただく

慢性期は、一歩一歩回復を望みながら、廃用性症候群を防ぐ、再発予防に心掛けていく。

このような段階を進んでいく事が、理想的な後遺症改善のステップになっていくかと思います。

鍼治療に求められるもの、効果の期待

ではその鍼治療がなぜ改善に向け、期待が持てるのか?

僕自身、15年の臨床経験も踏まえて言いますと、鍼での最大の効果は、直接的な神経刺激にあります。

醒脳開竅法(せいのうかいきょうほう)という手技を元に僕自身は、治療を行っているのですが、最大の効果は神経への直接的なアプローチにあります。

↑天津中医薬大学第一付属医院での実際の治療から画像引用。↑

片麻痺側への直接的アプローチによる神経刺激の様子です。

実際に僕自身も同じ治療を行っております。

末端部への刺激は、運動機能の回復を図ると共に、末梢の廃用を防ぐ役割もあります。

そして、中枢へのアプローチも欠かせません。

これも中枢に対しての、神経刺激に加え、中枢での廃用を防ぐアプローチです。

このように、直接的に鍼を身体に打ち込んでいく事により、運動神経の活性化、感覚神経の活性化を図り、内部神経の活発化、廃用にならないための刺激を、身体に感じさせるといった目的があります。

医療機関のリハビリが運動療法だとすると、鍼でのアプローチは、神経への直接的な刺激を与えるためのリハビリと言えるかもしれません。

このほか、症状に合わせてさまざまなアプローチがありますが、この刺激を与え続けることが、大切になってきます。

天津中医薬大学第一付属医院で最初に行われた治療法

この鍼刺激(醒脳開竅法(せいのうかいきょうほう)が、脳卒中の後遺症治療に、世界で初めて行われたのが、この天津中医薬大学第一付属医院で名誉院長になっている 石 学敏(せきがくびん)先生であることは、有名なお話です。

僕もこの大学病院の鍼灸科で、石先生の第一のお弟子さんであり、実際に臨床にて治療にあたっている先生から、5年間学ばせて頂いたことで体得した治療法であります。

人間の身体は千差万別で、個々に後遺症の症状も微妙に違うので、当たりまえの効果が出にくい分野でもありますが、僕の臨床での経験上、この鍼治療を併用して、リハビリを行うことの効果の期待は、長期的に大きなプラスの差が出ることは明らかだと感じております。

科学的根拠の示しにくい分野ですが、やはり回復期~慢性期にかけ、鍼治療を併用していく事の重要性は、臨床経験を踏むたびに感じております。

まずは退院後、改善に向けた手段の一つに鍼刺激を

発症直後からのリハビリを経て、退院後の回復プログラムの中にリハビリと併用して、鍼治療を検討してみて頂きたいです。

脳卒中専門で鍼治療を行っている治療院は、全国的にも多くはありませんし、実際に僕の治療院でも自宅から遠く通う形になってしまう方も多く診えます。

僕の治療院では、何より回復期~慢性期に向けて、いち早く治療を開始する方が多く診えます。

その治療プログラムを組んで、長期的な目線で改善に向け、治療を行っている方がほとんどです。

まずは症状をお聞きし、ご相談にのっております。

3つの治療プログラムで集中的な治療をします

僕の脳卒中に対しての治療プログラムは、3つのプログラムで構成しています。

3ヶ月集中治療(主に急性期~回復期にかけ最善の効果を狙っていきます)

6ヶ月集中治療(主に急性期~慢性期にかけ最善の効果を狙っていきます)

1年間集中治療(急性期~慢性期にかけ、しっかりと効果を飛躍的に期待できるぎりぎりまで集中的に効果を狙っていきます)

この回復の見込みを大きく期待できる時期だからこそ、集中的に治療に当たりたいという僕の思いからこのプログラムを組んでおります。

本人さん、ご家族の方には、この時期はリハビリも兼ねているので、時間的にも負担になるかもしれませんが、まずは大事な時期を失わないために、集中して治療していただくようになっています。

慢性期の症状が固定され始めてしまう前に、早い段階の治療を求めています。

発症から数年過ぎ、慢性期の方へ

慢性期に入ると、症状がある程度固定され、改善スピードも落ちてくるのが実際のところでもあります。

しかし、身体への正しい刺激は、廃用予防、再発予防も含め、必要な治療効果を生み出す手段でもあります。

慢性期の方へのアプローチも当然行っております。

本人自身が一番感じていることかもしれませんが、症状がなかなか良くならない現状の中、1歩づつでも改善に向けた、アプローチを僕自身毎日奮闘して向き合っています。

是非発症から数年過ぎ、慢性期に入っている方でも、少しづつの改善が表れている方も多くいますので、あきらめずにご相談ください。

現在も僕の治療を始めて、10年以上治療を続けている方もいます。

少しでも現状維持からの改善を期待する

悪化させない

再発を予防する

廃用性症候群を防ぐ

といった目的で治療を受けている方がほとんどです。

あきらめずに1歩1歩一緒に進んでおりますので、慢性期に入っている方もご相談ください。

治療費用

脳卒中専門治療の費用です。

3ヶ月集中プログラム 最大20回まで

13万円(税別)

6ヶ月集中プログラム 最大45回まで

27万円(税別)

1年間集中プログラム 最大100回まで

50万円(税別)

となっています。

尚単回治療では

1回 7,000円にて治療いたします。

※1年間集中プログラムを終え、その後も治療を続けたい方は、1回治療3,500円にて治療いたします。

まずはお気軽にご相談ください。

名古屋市港区にあります

当院は名古屋市内、港区にあります。

〒455-0074

名古屋市港区正保町8-116-2

鍼灸治療院 寛ぎ(くつろぎ)

☎052-383-9269

公式ラインでのご相談も受け付けております。

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最後に

日々様々な症状と向き合っている中、この脳卒中を起こしてしまった本人さんの思いや、ご家族の思いは、とても強く感じております。

特にご家族の協力は、果てしなく大変なことだとも感じております。

少しでも家族の負担を減らすべく、本人自身に頑張ってもらい、まずは最低限目指していきたい日常生活動作(ADL)の改善。

ここをクリアすることで、本人の自信にも繋がりますし、なにより日々協力してくれているご家族の負担がぐっと減ることが期待できます。

素晴らしい未来を創造し、日々治療に当たっております。

何でもご相談がありましたら、ご連絡お待ちしております。

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