【逆子はお灸で回す】28週~32週あたりで逆子ならすぐにお灸を開始しよう!

逆子になったら病院はたいてい様子をみて、逆子体操しましょうと...

割とサラッとしている見解かもしれません。

しかし!

もしも逆子のまま、38週あたりまで回らなかったら、即座に帝王切開になってしまうんです!

これは逆子体操だけではなんだか落ち着きませんよね。

そんなときの駆け込み寺のような存在にいるのが鍼灸院でのお灸なのです。

かん
かん

ごきげんよう!逆子はお灸で改善できる期待が結構高いんですよ。治療家の通称かんです。

今回はその逆子のお灸についてお話します。

逆子について

逆子はママのお腹で赤ちゃんの頭が上にある状態、もしくは横の位置にある状態をいいますよね。

もしその状態で自然分娩にて出産をするとなると...

赤ちゃんの頭が下にある通常の出産の場合、まず頭が最初に出てきて最後に足が出てきますが、逆子の場合は足やお尻が最初に出てくることになります。

逆子での自然分娩は赤ちゃんがケガをしやすかったり、出産時間が長くなり難産になる可能性があるなど、母子ともにリスクが高くなるため、多くの場合は予定帝王切開となるのが一般的です。

一般的に逆子の割合は?

だいたい妊娠中期(妊娠5ヵ月(16週)〜7ヵ月(27週)の約3ヵ月間)の状態で、30%~50%ほどと言われております。

なので、特別この時期の逆子に関しては珍しいことではありません。

徐々に頭が重くなっていく事で、頭が下に移動した状態になり(頭位)、通常の位置に動いていくのが普通の流れにはなっていきます。

妊娠8か月(30週)ではおよそ85%が、妊娠9か月になると90%くらいが逆子ではなく、赤ちゃんの頭がしっかり下に移動している状態になっています。

逆子の原因は?

逆子は妊娠後期になり、週数が進むにつれて正しい位置に戻ることが多く、そのまま逆子が戻らないケースは3%~5%ほどと言われています。

では逆子はどんな影響で起こりやすくなるのか?

見ていきます

実際のところは、医学的にもはっきりとした答えがでていない問題でもあります。

赤ちゃんがママのおなかの中で動き回れるスペースが限られるため、逆子のままで正常な位置に戻れないという可能性が一番考えられる原因だと言われています。

僕もその考えでいつも逆子治療にあたっています。

逆子の原因といわれる代表的な理由

  • 子宮の異常が問題である場合
  • 胎盤の異常が問題である場合
  • 双子の場合
  • 羊水過多、羊水過少の問題
  • 胎児発育遅延の問題

と機能的、形態的に問題がある場合が言われております。

子宮、胎盤異常は、子宮筋腫(良性)などにより子宮内が狭くなり、赤ちゃんの動きが制限されてしまうなどの問題により、逆子が治らないといったことが可能性として挙げられます。

胎盤異常に関しても、胎盤の位置が正常に場所ではなく下の方(子宮出口)に胎盤がある場合(前置胎盤)、逆子になってしまうケースがあります。

双子に関してもやはり子宮内が狭くなるため、動けるスペースが制限されるため、逆子になってしまいなかなか回らないといったケースがあります。

羊水の量の問題により、赤ちゃんが自由に動けない状態の場合、逆子のなってしまい、そこから回らない状態になるといったケースですね。羊水の量が少ないと赤ちゃんが動きにくいと言われております。

胎児自体の形態異常があると、これも逆子の原因になりやすいと言われます。

30週~32週あたりで病院から言われることが多い

お腹の赤ちゃんが逆子だとしても、初めのうちは病院でもあまり気にされることはありません。

だいたい30週~32週あたりで、初めて逆子の事について病院の先生から言われることがほとんどです。

逆子自体に緊急性を要する問題はないため、比較的病院でも逆子体操を進める程度で、あまり深く注目しない状態であるのも事実かもしれません。

確かに逆子自体は、赤ちゃんが反対を向いているだけなので、身体的には心配することはないのも事実です。

しかし週数がそのまま進んでしまうと、37週~38週には帝王切開にて出産の時期に来てしまうので、なるべく早めに解決したいと思ってしまうのも自然な気持ちでしょう。

逆子改善に向け、できることを早い段階で開始する準備はしておきたいですね。

近年では病院から逆子体操に加えて、鍼灸院でのお灸をすすめてくれる病院も出てきています。

実際に僕の治療院の近くの産婦人科の病院では、お灸をすすめているところがいつくかあります。

帝王切開での出産の割合

厚生労働省による調査では、帝王切開での出産の割合は20%と統計が出ております。

5人に1人が帝王切開での出産をしていることになります。

もちろん逆子だけが原因ではありません。

逆子での帝王切開割合は3%~5%です。

厚生労働省の調査を基準にした医療施設の(静態)調査によると

2022年の調査でも全体のおよそ21%の方が帝王切開で出産をしていることが解ります。

JALA無痛分娩関係学会より資料を引用しております。※こちらで調査結果が解ります。

2017年度はおよそ20%でした。

厚生労働省の調査データより引用 NIPT JAPAN公式サイトより引用

毎年帝王切開の割合が増えてきているのも事実です。

より安全性が求められた出産を迎えているのが実際のところかもしれません。

逆子の治し方

では実際の逆子を改善する方法ですが

一般的に知られているの改善方法は、逆子体操と呼ばれる矯正指導や、外回転術という施術などがあります。

外回転術とは、お腹の上から人の手によって赤ちゃんの向きを変えていく方法です。

医学的根拠に基づいて行われます。

施術を行う際は、子宮収縮抑制剤を用いてお腹が張らないようにします。

モニターで赤ちゃんの位置を確認しながら専門の医師により行われます

成功率は50%程度で、確実に治るわけではありません。

また、合併症として「常位胎盤早期剥離」や早産、施術後に緊急帝王切開になるリスクなどもあります。

現在では安全性の面からも、外回転術に関してはできる病院が限られており、あまり現実的な方法ではなくなってきているのが現状です。

個人医院ではほとんどやらないようになってきています。

その他、鍼灸院でのお灸による改善治療が逆子を治す方法になります。

逆子体操鍼灸院でのお灸に関しても、医学的正しい根拠はないのが事実ですが、効果は期待できる治療法と言われます。

実際に僕が臨床にて施術にあたっている結果としては、何もしていない状態よりは明らかに改善の期待は高まると感じております。

僕が逆子のママさんにお灸の施術後、アドバイスしている逆子改善に期待できる事を紹介します

足湯をする

お湯を張れる桶等に、厚めの湯を注ぎ15分くらい足湯をしましょう

夜はしっかりお風呂に浸かり体を温めましょう

逆子体操はいろんな姿勢をとりましょう

いろんな姿勢をとることで、赤ちゃんにもかかる重力のかかり方を変化させることで、動き方に変化が表れやすくなる

逆子は体の冷えが原因ともされています。

しっかり体は温めましょう。

僕の鍼灸院でも、寒い時期に逆子のママさんが多く来院されます。

まとめ

逆子は決して大きな問題があるわけではありません。

しかし、そのまま進んでしまうと帝王切開での出産になり、産後の子育てが初めのうちは、大変になってしまうのも事実です。

できる限りの改善に向けた方法を試してみて、なんとか自然分娩にてご出産を迎えたいものです。

逆子と診断されたママさん、是非早めに逆子体操に加え、自宅近くの鍼灸院さんでお灸をしてもらうことをおすすめします。

あとは体を冷やさないことです。

名古屋にお住いの方は、是非名古屋市港区にあります、鍼灸治療院 寛ぎのお灸で、改善に向けて一緒にがんばっていきましょう!

それではこのへんで!

今回は逆子についてのお話でした。

バイバイ!

コメント

タイトルとURLをコピーしました