ぎっくり腰になったら、まずはすぐにアイシング(患部を冷やす)を必ずしてください。
初めにやるべき対処法です。
すぐに患部を冷やすことで、急性期に始まる熱の炎症をすぐさま抑えて、回復傾向に向かいやすくなります。
ごきげんよう!ぎっくり腰は鍼治療が一番有効的な理由をお話します!治療家のかんです
ぎっくり腰は一瞬で強い痛みと共に発生します。
まずは焦らずアイシングをして安静にしましょう。
ぎっくり腰はざっくり2種類ある
医学用語では「急性腰痛症」といいます。
発生から4週間以内で収束する急性の痛みが該当します。
そしてぎっくり腰にはざっくり2種類のパターンがあります。
腰部を構成する筋肉の損傷、肉離れによるぎっくり腰
仙腸関節のずれによるぎっくり腰
この2パターンが主なぎっくり腰の原因になります。
ではまず腰部筋の損傷、肉離れによるパターンを見ていきます。
腸腰筋の損傷によるぎっくり腰
腸腰筋は大腰筋、小腰筋、腸骨筋からなる最も深い部分にある深層筋になります。
深層筋であるため、この筋肉群を痛めてしまうと、強く重い痛みが走ります。
回復も遅く、ぎっくり腰の中では一番完治まで時間がかかる可能性が高いです。
痛みの特徴
深部に太く重たい痛みを感じやすいです。
最長筋、腸肋筋の損傷によるぎっくり腰
脊柱起立筋(外側から腸肋筋、最長筋、棘筋の3筋からなる)の一部の筋肉で、仙骨から頸椎まで伸びる長い筋肉になります。
腰を反った時に腰の表面に痛みを感じる場合、この最長筋や腸肋筋が原因のぎっくり腰であることが多いです。
痛みの特徴
浅い筋肉群なので、腰表面に痛みを感じやすいです。
多裂筋の損傷によるぎっくり腰
多裂筋は深層にある傍脊柱筋になります。
多裂筋のトリガーポイントは強烈な痛みを生じ、わずかな動きでも激痛を生じ、身動きが取れなくなります。
一方で数分で激痛が和らぐ可能性もあるポイントなため、すかさずストレッチ等で筋肉を伸ばしてあげると、すぐに回復するケースもあります。
痛みの特徴
まえかがみの時に腰の奥の方に痛みを感じる場合、この多裂筋に生じたトリガーポイントが原因のぎっくり腰であることが多いです。
腰方形筋の損傷によるぎっくり腰
腰方形筋は、骨盤の腸骨稜〜腸腰靭帯と下部肋骨を繋ぐ、左右対象な筋肉です。
体幹筋の1つとして、脊柱の安定性に重要な役割を果たしています。
腰を側屈、ひねった時に腰の横に痛みを感じる場合、この腰方形筋に生じたトリガーポイントが原因のぎっくり腰であることが多いです。
痛みの特徴
腰を横に傾けたり、ひねったりすると強い痛みを感じやすいです。
主に上記4つの筋肉、筋肉群のトリガーポイントによる原因が、1つ目の原因となります。
肉離れを起こしている状態とも言えますので、回復に時間かかることが多いです。
完治まで2週間~長いと2か月程度かかることもあります。
続いて2つ目の原因です。
仙腸関節のずれによるぎっくり腰
実際はほぼズレないと思ってください。
仙腸関節に一瞬過度な負荷がかかった時に、ズレないとされる関節部に炎症が起き、急激な激痛とともに動きがとれなくなります。
感覚的には腰よりも下の骨盤部に強い痛みを感じます。
前傾や体のひねり動作、起き上がり動作の時に、激しい痛みを伴います。
痛みの特徴
腰よりも下の骨盤部後ろ側に強い痛みを感じやすいです。
電気が走るような痛みを感じる場合もあります。
激痛でほぼ動けないほど、激しい痛みに発展しやすいですが、直後のアイシングをすぐに実行できれば、比較的早い段階で回復に向かうことが多いです。
1週間~3週間程度で完治していくことが多いです。
なぜなるのか?
ぎっくり腰を引き起こす筋肉が、ある程度理解できたところで、ではなぜぎっくり腰は起こってしまうのか?
原因を探ってみます。
- 筋肉が慢性的に疲労を抱えている
- 筋肉が冷やされ硬くなっている(冬場)
- 朝起きて体が伸びきっていない
- くしゃみや咳など、瞬間的な負荷が腰部にかかる
- 運動不足、ストレッチ不足
ぎっくり腰になる前提条件として、上記のことが考えられます。
筋肉が疲労をため込んでいる・筋肉が冷えて固まっている
日々のお仕事や、過度な運動のし過ぎなどで、筋肉が疲労(乳酸物質)をため込んでしまっていて、更にそこへ一瞬の負荷だったり、極端な強い筋肉運動をしてしまうと起きやすくなります。
なるべく使った筋肉は、その日のうちに乳酸物質を分解させて、疲労回復をさせることが必要になってきます。
おススメの疲労回復方法
必ず毎日湯舟に浸かる。
筋肉はゆっくり温めてあげることで、疲労回復を促します。
毎日の入浴は、体を綺麗に洗い流すだけの目的ではなく、しっかりと筋肉の疲労を取り除く効果がありますので、必ず湯舟には浸かるようにしましょう。
39度~41度ほどの温度で、ゆっくり浸かることがおすすめです。
副交感神経が優位になりリラックス効果が生まれることで、筋肉の疲労回復が格段に上がります。
その際に入浴剤を利用することもおススメです♪
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優しい香りと、やさしい温浴効果がなんといっても魅力です。
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リラックスしたい方
じんわり優しい温浴効果を求めている方には、よもぎ湯がおススメです。
当然体が冷えて、筋肉が硬くなっている方にも、最適な方法になります。
朝の体は硬まっているのでゆっくり動き出そう
朝起きたてにぎっくり腰をやってしまうケースは非常に多いです。
- 朝起きてすぐの洗顔や歯磨き
- 起きたてのふいな行動
- 起きたてで、家の中のごみを拾う
- くしゃみや咳
など、些細な行動で起こってしまうほど、朝の起きたての行動には、注意しなければなりません。
朝起きたらまずは、意識的にぎっくりをしないようにと思いながら、行動するのが一番いいです。
ゆっくり動き出し、いきなり機敏に動き出すのはNGです。
徐々に体が伸びていくのを感じながら、行動をとるように心がけましょう。
朝は全身固まっているものなので、いきなり無理なことはしてはいけません。
特に冬場の朝は最大限注意しましょう。
冬の朝は、最も多くぎっくり腰になるタイミングです...
僕の習慣は朝ゆっくりストレッチをして伸ばしています。
職業柄、前傾姿勢が多いので、写真のように、お尻の筋肉を良くほぐしています
そんな時に持っておきたいアイテムです。
体のどこでも伸ばせて、最高です♪
セルフ筋膜リリースも出来ちゃいます。
リビングに転がせておけば、いつでも気づいたときにできます。
朝と夜の隙間時間にやるのがおすすめ。
ぎっくり腰は、腰だけではなくそれ以外の身体の硬さからも引き起こされますので、是非全身の柔軟性を高めていきましょう。
もうひとつ、バランスボールもおすすめです♪
これを使えば普段できないブリッジだってできちゃいます。
バランスボールの上に座って、ポンポン飛び跳ねているだけで、腰全体のストレッチになります。
毎日1分でもいいので、どこでもいいから伸ばしておくことが秘訣になります。
どこかを伸ばそうとすれば、だいたい全身の筋肉は一緒に伸びようとしてくれますので、気長にのんびり伸ばしていくといいでしょう。
もしストレッチをプロの手でやってほしいあなた。
こちらのストレッチ店で、一度全身伸ばしてもらうのも、効果的です。
全国展開のストレッチ店。
僕も行ってきました、体験初回半額です!
運動不足...
最後は運動不足です。
やはり筋肉というものは動いていないと硬くなってしまいます...
ほとんど動かず、座りっぱなしの状態が続けば、当然腰やあらゆる筋肉の血流が悪くなり、固まってしまいます。
過度な肉体労働をされている方も、注意です。
疲労がたまりやすくなるので、時に体を休める必要が出てきます。
なるべく休憩中などで、身体を大の字になれるほど、思いっきり伸ばせる時間を作ってください。
それを間でしておくだけで、随分と予防が出来ますので、是非取り入れてみてください。
もしぎっくり腰になってしまったら
いろいろ体の事に気を使っていても、ケガをしてしまうことは当然あります。
もし、ぎっくり腰になってしまったら...
まずはアイシングをして、患部を最大限冷やしてください。
あくまで初期症状で必ず出てくる炎症を鎮めるために行うので、患部をキンキンに冷やしてください。
時間にして10分~15分くらい冷やし続けてください。
ビニール袋に氷を詰めて冷やすか、アイスノン等で冷やすのもありです。
もしもの為に、アイスバッグを持っておくのもいいでしょう。
ぎっくり腰の急性期は基本的には、1日~2日目までです。
アイシングがうまく機能すれば、炎症を素早く鎮めて、2日目には回復傾向に入っていく事が期待できます。
もしアイシングをしない場合だと、おそらく2日目に痛みのピークがやってくることが多いです。
ですので、直後のアイシングは非常に重要になってきます。
なったらまずはアイシングと覚えておくといいでしょう。
鍼治療が効果的で安心
ぎっくり腰の対応は、基本的には絶対安静が条件になってきます。
そもそも痛すぎて動けないよ!
って思うでしょう...
そうなんです
まずは炎症を抑えて、回復を見ていかなければなりません。
ぎっくり腰の急性期の痛みを、動的な治療で回復させるのは正直無理があるのでは...
と思ってしまいます。
中には整体手技等で、上手く回復するパターンもあると思います。
先ほど出てきました多裂筋の損傷によるぎっくり腰は該当しやすいかもしれません。
しかしながら、動かすことのリスクもあります。
下手すると悪化の可能性も覚悟しなければなりません。
そこで
では鍼治療はどうなのか
した方がいいのか?
結論は
した方が回復の経過が楽になりやすいメリットがあります。
鍼治療は静的なアプローチなので、負担が限りなく少ない
絶対安静を条件とするぎっくり腰では、結論あまり動かしてしまうことは良くありません。
ですので、患部炎症をアイシングで冷やしたら、静的に筋肉に緩みを与えるアプローチをすることで、同時に筋肉を緩く作用させることができます。
緩やかに筋肉の緊張をとっていけば、当然回復が速くなるのは想像できます。
炎症を鎮めながら、同時に鍼で筋肉を硬くさせない
これが実現できるのです。
炎症が収まればあとは鍼治療で、より筋肉に緩みを与えてあげれば、回復は見えてきます。
アイシングで冷やすことで筋肉をより一層固めてしまうという、一時的に悪いことをしていますので、
そこを鍼で補っていく効果を狙います。
更に鍼刺激には、鎮静作用もありますので、より回復を早まらせることが期待できるということになる訳です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は誰もが一回は経験あり!?
の
ぎっくり腰のお話でした。
日々のちょっとした努力で、ぎっくり腰は最大限防ぐことができます。
- なるべく毎日湯舟に浸かる
- ストレッチで柔軟性を高めておく
- 適度に体を動かして筋肉を固めないようにする
とにかくなったらまずはアイシング。
そして、お近くの鍼灸院にご相談してみてください。
僕の治療院は名古屋市港区になりますので、お近くの方はぜひご利用ください。
僕がすべて対応します♪
鍼灸治療院 寛ぎ 公式サイト
それではこのへんで!
バイバイ!
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